2021.05.14
筋トレが病気による死亡率を減少させるメカニズム!シニア(中高齢者)の方こそトレーニング!
筋トレが病気による死亡率を減少させるメカニズム
脳卒中や心臓病など、多くの病気の発症リスクを高める要因に「慢性炎症」と「糖尿病」があります。
予防医療では、筋トレによって糖尿病や慢性炎症を改善すると示唆されています。
私たちが糖分の多い食事を食べても、膵臓からインスリンというホルモンが分泌され、血液中の糖を細胞に取り込んでくれるため、血液中の糖の濃度(血糖値)は一定に保たれます。
しかし、そのインスリンが働かなくなると、細胞に糖を取り込むことができず、血糖値が増えてしまいます。その結果、血糖値が高くなり糖尿病となってしまいます。
この状態が長く続くことで、血管がボロボロになり、脳卒中や心臓病になるリスクが高まってしまいます。
筋トレは、インスリン抵抗性を改善するため、糖尿病の改善にも効果があります。
インスリン抵抗性とは、インスリンの働きが悪くなることを言います。
筋トレをすることで、日常生活の活動量が増え、消費エネルギー量が増加します。食事では、タンパク質を意識することで摂取エネルギー量が減少します。
そのため、総エネルギー量が減少し、内臓脂肪など皮下脂肪の減少にもつながります。
トレーニングによって筋肉量が減少し、脂肪量の減少とインスリンの抵抗性を改善させます。
筋トレによって改善するのは、糖尿病だけではない!?
人は加齢に伴い筋肉量が減少し、内臓脂肪が増加しやすくなります。その内臓脂肪の増加が慢性炎症を生じさせる一つの原因とされています。
慢性炎症はインスリン抵抗性を高めたり、動脈効果を促進します。そのため、糖尿病や心臓病の発症リスクが高まります。
これに対しても、筋トレは、内臓脂肪を減らし、筋肉量を増やすことによって代謝機能だけでなく、慢性炎症を抑えることができます。
筋トレが病気による死亡率を減少させる要因として、糖尿病や慢性炎症の改善が関与していると推測されます。
研究からも筋トレが病気による死亡率を減少させると報告されています。
なので、予防のためには「筋トレ」が大切になります。
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