2021.05.08
本当に坐骨神経痛?おしりの痛みを見る時のポイント
腰痛や殿部痛があり、病院でレントゲンやMRIの検査を行なっても原因が見つからないことがほとんどです(85%)。
もう一つポイントは、坐骨神経痛などと診断されても、本当に坐骨神経痛なのか?と言う疑いの目を持つことが大切だと思っています。
これは、坐骨神経由来の痛みかどうかを0か100で考えるのではなく、30%くらいが坐骨神経由来の痛みで、〇〇%位が例えば筋の過緊張による血流障害で、などと考えることが臨床ではうまくいくことが多いです。
今回は、坐骨神経痛について考えていきます。
検査はSLRテストやラセーグテストで坐骨神経の伸張テストを行なっていきます。このテストで陽性だったからといって、検査を終わってしまうのはもったいないです。
なぜ、坐骨神経が伸張されてしまっているのかを考えていかなければいけません。
①梨状筋の絞扼
②外旋六筋の絞扼
③仙腸関節の不安定性
④大腿二頭筋と大内転筋の間の絞扼
⑤脛骨神経と腓骨神経に分かれ、下腿の筋や足部の支帯での絞扼
などを考える必要があります。
上記で述べたように、坐骨神経由来の痛みとは別に、皮神経や大腿神経、閉鎖神経や伏在神経などその他の要因も考えなければいけません。
つまり、坐骨神経痛と言われたから〇〇をやったらいいなどと言うことは、ありえないと言うことです。
一人ひとりの生活スタイルや症状も違うため、その方にあったベストな施術や運動が重要となります。
大阪市中央区上本町(天王寺区圏内)にあるMICHI WALK[ミチウォーク]リハビリ&トレーニングスタジオでは、自費リハビリやパーソナルトレーニングを通じて、原因を追求し、痛みが起こらない身体づくり、予防リハビリのサポートを提供しております。