2021.05.12
痛みに目を向けてはいけない!?慢性疼痛のリハビリテーション
慢性疼痛のリハビリテーションの本質…
痛みに目を向けるのではなく、能力の低下と破局的な考えに注意を向けて社会参加に働きかける必要があります。
つまり、慢性疼痛で重要な事は、痛みの軽減ではく、できることを増やすことです!!
治療あるいは、自分の生活(未来)に期待を持ってもらうことがとても重要なことになります。
痛みは急性痛と慢性疼痛があり、急性痛は感覚(侵害受容器)的側面による痛みです。病院などで正しい処置が必要になります。
一方、慢性疼痛は心理社会的側面による痛みであり、上記のような感覚的側面の興奮は見られません。
急性痛と慢性疼痛は、痛みのメカニズムが異なっている。
痛みの原因を探ると!?
①脳から降りてくる、痛みを和らげるシステムが働いていない。
②痛みを感じる程度に関与する脳(前頭前野)の働きが悪い
③日常の活動性が低く、ある一定の脳の部位の働きが悪い。
などが挙げられます。
このような原因の改善には、痛みによってできなくなった運動が行えるように、行動や考え方も同時に改善する必要があります
慢性疼痛を見るときのポイント!!
①あらゆる痛みは、脳で感じています。そのため痛みの部位から脳まであらゆる場所が痛みの原因になり得ます。
②急性疼痛は警告信号の役割があるが慢性疼痛に危険を知らせる役割はありません。
③急性疼痛は痛みが減ればできることが増えるが、慢性疼痛はできることが増えると痛みが減っていく。
④慢性疼痛は痛みだけでなく、それに影響される考え方や感情、行動、生活の障害も他の症状が改善することで痛みが強くなったとしても改善していくことがある。
⑤治る順序はまず考えや行動。次に感情や生活、最後に痛み。初期は痛みの強弱で治療効果を測ってはいけない。
⑥運動やヨガなどには痛みを軽減させる効果がある。
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