2021.04.12
予防って大事なの!? 自費リハビリや予防リハビリの考え方。
なぜ、予防が大切なのか
近年、予防が注目されている一番の要素は社会保障費の増大による影響が考えられます。少子高齢社会により医療費、介護費、年金等社会保障費が増大しています。このような社会において、社会保障費を抑制するためには、誰もが健康で医療費や介護費を使わないことが重要です。
そのためなるべく多くの人が健康で快適な状態を保てるようにする「予防」が注目を集めています。高齢者の介護予防はこれらを理解するのにわかりやすいと思います。理学療法士の一番身近なところで、転倒予防を実施することで高齢者の転倒が減少すれば、大腿骨頚部骨折などの骨折患者が減少し、医療費、介護費の抑制につながります。
また歴史の中で医学の発展は、病気の原因の追究から、治療法の確立へと順序だってきました。そこから更に進んで今は病気にかからないように予防の研究がより盛んになってきたのも、予防が注目を集める要因となっていると思います。
例えば、インフルエンザであれば、感染症の原因となるウイルスの特定が最初の研究の中心で、ウイルスが特定されれば、治療法も確立されます。さらに、そこからどうすれば感染しないかといった予防法が研究され、予防接種やその他の予防策が明らかになってきています。
このような予防については、昔から公衆衛生の分野で感染症について、また衛生環境や栄養の観点から研究も盛んに行われてきました。
予防のフェーズ
予防を相別にみると、1次予防から3次予防までがあります。予防に関与するためには、これらについて理解することが必要です。
1次予防
健康な者に対して、病気の原因やリスクを除去することに努め、健康の増進を図って病気の発生を防ぐなどの予防措置をとることをいう。
例)予防接種、公害対策
2次予防
症状が現れていない(発症前期・無症候期)や病気になった人をできるだけ早く発見し、早期治療を行い、病気の進行を抑え、病気が重篤にならないように努めることをいう。
例)特定健診(メタボリックシンドローム)、がん検診、高血圧の治療
3次予防
病気が進行した後の、後遺症治療、再発防止、残存機能の回復・維持、重症化予防などの対策を立て、実行することをいう。
例)心筋梗塞後の抗凝固剤内服療法、リハビリテーション
ざっくり言うと、1次予防が健康増進、2次予防が早期発見・早期治療、3次予防がリハビリテーションということです。
大阪市天王寺区・中央区上本町にあるリハビリ&コンディショニングスタジオ、MICHI WALKは、一次、三次予防を中心に行います。退院後の継続した理学療法士によるリハビリやコンディショニング、フレイルや転倒を予防するためのコンディショニング、ジュニアのスポーツパフォーマンスを向上させるためのコンディショニングを行っていきます。
最近、脳梗塞の自費リハビリ施設が増えてきていますが、どれも高額なため、せっかくいいサービスなのに受けららない人がどうしてもいます。なのでMICHI WALKでは、より身近に受けられるような仕組みにしています。お気軽にお越しください。
最後まで読んでいただきありがとうござます。これからもよろしくお願いいたします。
大阪市天王寺区・中央区 リハビリ&コンディショニングスタジオ MICHI WALK